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破れる壁 前編

破れる壁 前編 短編

女&男×男

『志保』女・21歳
『モモ』男・29歳
    ?

興味を持った方は続きから


「はい、モモちゃん中出しビュッビュ~っ♪」
『ごぼごぼごぼ』
「んおぉっ♥」
 浴室の張詰められたタイルの壁に獣の声が反響する。逃げ場を失った獣の声が。
 アダムと呼ばれる黒人に背後から抱き抱えられ、先端にディルドを装着したシャワーホースから溢れるお湯でお腹を膨らませたモモの叫び。尻の穴に差し込まれたそれが躍動する度、幾度となく繰り返されていく。
「んごっ、んげっ、おなかがぁっ♥」
「あはは、モモちゃん中出しで孕んじゃったかなぁ?」
 悲鳴とは正反対の能天気な声が響く。志保の声だ。満面の笑みで抱えられたモモの前に立ちはだかっていた。
 底抜けに明るい笑い声をあげ容赦なくお湯溢れるディルドを前後させると、
『ごぽっ、ぐぼっ、ごぼぼ』
「お゛お゛おぉっ、んぐ♥あ゛ぁ゛―――っ♥」
 苦しみと嬌声が入り混じった雄叫びが再び浴室内に響き渡った。
 腸内を圧迫し暴れ回るお湯の圧力に苦しみながらも、それ以上に体中や脳内を搔き回す快感に屈服する心。最初と比較すれば二回りは太くなってしまった特注のシャワーヘッドが括約筋を捲り前立腺を抉る分だけ、狂おしいほどの快楽が生まれ続ける。
「んお゛、お゛ぉぉ♥イグッ、イグぅぅ♥」
「ほら、また言葉足りないよぉ~。じゃ、まだまだ中出しだね♪」
 妊婦のようにお腹を膨らませた姿で、全身を激しく痙攣させるモモ。
 それでも破られた命令をむしろ嬉しそうな笑顔で志保は指摘すると、更にお湯の量を増やしながら激しく腕を動かしていく。
『ごぼぼっ、ぐぼぼっぐぼっ、ごぼっ』
「ん゛ごぉ゛ぉ゛♥おなかがぁっ、んぎっ、いぐっ♥」
 悲鳴と嬌声。
 もう以前のような険しい眼差しはすっかり無くなってしまった。ただ只管に苦痛と快楽で歪め、涙や鼻水に涎で化粧を施しながらモモは顔を振って懇願する。
「おぐっ♥ごべん…な゛ざぃぃ…おぢんぼだいずぎですぅ♥んお゛、いぐ、げづま゛〇ごいぐぅぅぅ♥」
 抱き抱えられたままの身体を何度と痙攣させ、僅かに動かせる膝下をバタつかせながらモモは何度目か分からぬ絶頂に溺れる。びくびくと半立ちの男性器からは体内に注がれるお湯の代わりと言わんばかりに、前立腺から送られる刺激で精液が垂れ流され続けていた。
 一番最初とは違い、もう志保はこの行為をする中で寸止めはせず好きなだけモモをイカせているのだ。だから既にモモにとって腸内を暴れるお湯すら絶頂の快楽に呑まれ、前立腺の刺激によるドライオーガズムのままに果て続けるしかない。お湯や自らのお腹のように膨れ上がる苦痛すら、それ以上に膨らみ続ける快楽の礎。何度も何度も、休まることなく果てる度に指示通り卑猥で屈辱的な言葉を口にしながらイク。苦痛の混じる快楽で塗れ朦朧とした意識に擦りこむようにして。
「んごぉ゛、いぐいぐっ♥おぢんぼでも゛も゛のげつま゛〇ごいぐぅぅぅ♥」
「んふふ、よく出来ました。じゃ、すっきりしよっか♪」
『ぐぼぼぼっ』
「ん゛あ゛――――っ♥」
 不様に汚れたモモの顔を覗き込み満足すると、笑顔で志保は今一度だけ手にしたホース付きディルドを抉るように捻じ込んで再びイカせてから、一気に抜き去る。
『ぐぽん――ぶびゅりゅりゅりゅ―――』
「ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ♥」
 埋まっていたモノが無くなりぽっかり開いたアナルは、僅かに収縮する気配を見せるも、すぐさま栓が消え去ったことで逃げ場を見出したお湯が噴出され再び内から捲れ上がっていく。時折お湯の中に混じる固形物が刺激に変化を齎せ飽きさせることなく快感を続けた。
 苦痛からの解放に排泄独特の感覚。そして熱を帯び切った括約筋を舐めるお湯の感触が混じり合うと――。
 モモは更なる絶頂に体中を震わせながら、人目など気にすることもできぬまま無様な姿で汚物を撒き散らしイキ続ける。浴室内に充満し始めた臭気に鼻を曲げる余裕すらないまま。
「あ~もぅ、モモちゃん臭過ぎ~。なのにこんな気持ち良さそうな顔しちゃって、もう立派な変態の雌犬ちゃんだね♪」
 ほぼ有って無いような意識の中に響く侮辱の声を感じながらも、もう只々モモは快感に打ち震えながら排泄と絶頂を繰り返し意識を飛ばした―――。


「お腹の中綺麗になったね~モモちゃん」
 全てを出し終え体中を洗い流されたモモが、屍のようにベッドに横たわっている。
「んぁ…ぁぅ…♥」
 既に全身の力はお湯や排泄物と一緒に抜け落ち、抜け殻のように悶えているだけ。未だ治まらぬ余韻に浸り僅かに鼻を鳴らしながら、時折まだうっすら濡れている肌を震わせ、何処か艶めかしさすら漂わせながら静かに沈む。
「ふふ、もう十分かな?」
 何かを確かめるように、志保は微笑みながら手を伸ばしモモのアナルを軽く指先でなぞる。――と、
「んはぁ…ぁぁ……♥」
 脱力した身体が心まで麻痺させるのか、もう何の抵抗もなく自然と上擦った声がモモから漏れていく。気のせいか瞳まで潤み、何処か媚びているような気配すら漂わせて。
 その姿に満足したのだろう。鼻歌を口遊みながら志保は右手に手術用の薄手袋をはめると、目でアダムに指示を送る。そしてそのまま自分は、ローションを纏わせた中指一本だけをモモのアナルへゆっくりと差し込んでいった。
『ぬぷぅ』
「んはぁ♥」
 再び漏れ出す声。それはすぐに、括約筋を解しながら前立腺を擦る指の動きによってより大きく零れていく。浣腸快楽によって焼かれた筋肉を癒されるままに。
「あ、あ、あぁ…んぁ…ぁ…ん…♥」
 甘えたような喘ぎと息遣い。苦痛混じる中で無理矢理起こされる狂った快感と違い、幼子を撫でるが如く甘い優しい快感に、あっと言う間にモモは呑まれてしまう。力の抜けた四肢全てにその甘い快感がじんわりと染み渡り暖め出すと、目を閉じその指先に神経を集中させ感じようとする。もう無意識にお尻を揺らし疼くままに鳴き声が止められなくなっていた。
「気持ち良いね~モモちゃん♪」
 さっきまでとは打って変わり優しく諭すような声を出す志保。その指使いも純粋な快感だけを過不足なく与える動きだ。馴染み無い柔らかな調教に対し、疲れ果てていたモモは抗う術を持たず成すがまま。ぼんやりと思考をぼやかせながら赤子のように目を瞑り丸くなった体制で、下腹部から広がる快感に身を任せていく。
 軽く捏ねり擦るよう、根元から第一関節までが何度と出し入れされると、ぞくぞくと背筋が蠢く。また押し込まれた中指が鉤状に曲がり直腸内部の膨らんだ丘をグッと押し込み揉みだく度に、そこから脳へと何かが押し出され思考が痺れた。
『ぬぷ…ぬちゅ…ぐっ』
「あ…ぁ…ぁ…んはぁ♥」
 蕩けた飴で包み込むような生温かい快感。じわじわ少しずつ蓄積していく快楽。全身の末端から溜まり始めたそれは、密度を増やしていく度に言いようのない疼きをもたらす。
「んぁ~…ぁ…はぁ…ん♥はぁ…♥」
 火照りだす心と身体の芯。だが、そこまで溜まりだした快楽が届くにはまだ時間が掛かる。蕩ける脳が物足り無さげに急かすも、優しい指の動きから産まれる快感速度は早まることが無い。
 無意識のうちにモモは焦れ身悶え、ベッドの白いシーツ上に皺を増やしていた。
 優し過ぎる快感は心と肉体を癒し安らがせる反面、激しい狂楽を植え込まれた心と肉体を飢えさせていく。燻り燻された心が求め鳴き始めると―――
「はぁ…んぅ…はぁ…んぁっ⁉」
 ふと嗅ぎ馴れた香しい臭いに気付き瞼を開けた。その両の目は見慣れたモノを映し込む。
 太い血管を浮き上がらせ、逞しく怒張しながら天を突く男性器。
 いつのまにかベッド湧きにアダムが佇み、そのいきり立った自らのペニスを見せつけていたのだ。
「んふぅ…はぁ……♥」
 鼻腔を擽る力強くも生臭い雄の臭い。それを嗅いだ瞬間、火照っていた身体の芯が激しく燃え上がり脳を焦がすと、心が干上がり渇きを訴えた。
『ぬぷぷ』
「あぁん♥んぁ…はぁ…ぁ……♥」
 渇きを促進する指の蠢きに喘ぎ、モモは自身でも気付かぬ内に動いてしまう。前立腺を擽る指の快感に身を捩りながら上半身をアダムへと。いつしか口は大きく開かれ、その唇の間からは舌が舐めるように差し出される。近付けば近付くほどに脳内を雄の臭いが犯し、そして―――
『ちゅ』
「んはぁ♥お…んぉ…んむっ♥ん、んっ♥」
 遂に舌先がアダムの鬼頭から迸る先走り液を掬いあげた瞬間、口内いっぱいに自ら咥え込んでしまっていた。
「んむ…んごっ、んっ♥んふ♥」
 息が出来ぬほど男性器で口を塞ぎ、鼻の穴で必死に呼吸をする。だがその呼吸を行うだけで、口内のペニスから漂う臭気が鼻腔を抜け脳まで届き刺激していく。頬張った太いペニスに圧迫され狭い口内の僅かな隙間を舌が蠢き、必死に鬼頭から裏筋、根元まで舐めあげ男根の味を拾う。咽かえるような生臭さが広がる度に、
『ぬぷぷっ』
「んおっ♥んふぅ♥んぉ゛、ぉぉ♥」
 前立腺の淡い刺激が増幅され、脊髄を通り脳に至るまでの道のりを焼きつける。より自然と尻が揺れ、その都度差し込まれた指が括約筋を圧迫し快感をもたらす。だが、それでは足りぬと言わんばかりに何度もアナルは窄まり求め出してしまう。
 満たそうと口を動かせば動かすほど飢え渇く肉体。
 何度も必死に咥え、治まりの無い疼きに溺れていく―――。
 気が付けばモモは、既に身体を起こすと高々尻を上げたまま四つん這いでアダムのペニスを貪っていた。
「ふふ、美味しそうだねぇモモちゃん。でも、もう我慢できないでしょ?」
『にゅぷん』
「むふぅん♥」
 突如指を抜かれ、モモの尻は代わりを求めようと左右に揺れてしまう。一気に失われた指の分まで埋めようとより上の口は深く咥え込み、喉を鳴らしながら味を呑み込んでいく。
 志保の言葉通り、もうモモの頭の中は疼くままに渇きを癒すことしか考えられなくなっていた。
 そんな浅ましいモモを嬉しそうに眺め志保は微笑む。
「じゃあ、そろそろモモちゃんを本格的に女の子にしてあげるね」
『ぱちん』 
 そう言って指を鳴らした瞬間、何の躊躇もなくアダムはモモの口内から己のペニスを引き抜いた。鬼頭との別れを惜しみ伸びた舌先から、先走りと唾液の混じったものが擦り橋を作りあげると、少しでも逃さぬよう舌が蠢き舐め取ってしまう。
「んはぁ…ぁぁ…はぁ…んぅ……」
 後ろだけでなく前まで埋めるモノを無くし、切なさに震えるまま鳴き声を上げるモモ。顔をシーツに埋めながら、より高々と尻を上げ左右に振って心のままに求めていく。満たされ掛かった筈の喪失感に咽び泣いて。
 だが、そんなモモに志保の救いが差し伸べられた。
「ほら、モモちゃんこっち向いて」
「んはぁ…」
 最早、何の疑いもなくモモは志保の声が指し示す方へと身体を向ける。熟れた身体を持て余し身震いさせながらも虚ろんだ双眸で捉えようとして。
 ――と、そこにはある者が居た。ぼやけ霞んだ視界へ虚ろに映るそれ。
 ベッドの上で必死に尻を掲げた男。
 そして、その男の背後にはより太く怒張したペニスを携えた黒人の姿。
「ふふ、じゃあちゃんと見てようね~モモちゃん。自分が女の子になるところ♪」
 部屋に広がる志保の笑い声。
 黒人の姿が男に近付き、突き上げられたお尻に手を当てた瞬間――肉体に広がる感触。
「ぁ……」
 鏡に映る男、そしてモモの口から全てを察した声が漏れた。
 そう、目の前にあるのは大きな姿見。映っているのは当然ながら自分だ。
 瞳を潤ませ緩んだ表情。高々掲げられ疼くままに揺られる尻。
 今まさに、黒人男性に犯されようとする自身の姿が映されている。
 瞬間、モモの口からは悲鳴が漏れ響く。
「んぁ…や…やめ…ろぉ……」
 不様にもこれから手籠めにされる自分の姿に惧れ慄き、僅かに残っていた理性が顔を擡げたのだ。
 散々と狂った快楽に踊らされ意識を飛ばされていても、まだ男に犯されたことも無ければそんな自らの姿を直視もしていない。
 だが、今すぐにでもそれは現実になろうとしている。
 何度と咥え味わった筈なのに、背後に立つ男のそれは凶悪で醜く見え、それを携えた男自身により嫌悪感を抱く。火照っていた筈の身体と何より心が急激に冷めていくのをモモは感じていた。
 このままでは、この男に悍ましく犯されてしまう――と。
 微かに残り眠っていた男の心が悲鳴を上げる。
「い…ぃ…や…だぁ……」
 僅かでも逃げようと、必死に上半身はシーツ上を這い、伸ばされた手が鏡に触れようとする。だが、がっしりと捕まえられた腰がそれを許さず伸びた手は空を舞う。
 もう泣き声だった。歪んだ顔から大粒の涙を流し、子供のように泣きじゃくる。ただ只管、逃れようとして。
「ひぐ、おれがわるがったがらぁ…」
 懇願。少しでも許しを請うためか、それとも今の現実を直視したくなかったのか、自ずと視線は大きな姿見を避け志保の顔に向かう。
 自分より幼い、まだ何処かあどけなさすら残す顔。
 今より少し昔。自らが犯そうとした女の顔に。
 ――一瞬の静寂が室内を占拠し、そして破られる。無様な醜態を堪能し歪んだ表情から発せられた狂喜の声によって。
「あはは、大丈夫モモちゃん。痛いのは先っぽだけだから♪」
「……ぁ…ぃや――」
『ずぼっ』
「んお゛ぉ゛♥」
『ずぶぶぶ』
「お゛あ゛ぁ…ぁ…ぁぁあ゛―――っ♥」
 部屋中に広がる筈だった悲鳴は全く間に喘ぎへと変わり全てを塗り替え、鏡に映っていた男の悲痛な表情までをも快感に歪む淫蕩そうな眼差しへと変えていった―――。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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