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女郎蜘の宴

女郎蜘の宴 短編(蜘蛛の巣・後日談)

女×男

『裕美』女・21歳
『志保』女・21歳
『優華』女・28歳
『ぽち』男・22歳

興味を持った方は続きから


「ねえ、裕美。こないだの雄どうした?」
手にしたワイングラスを空にしつつ少女は尋ねた。
「ああ、あの子……」
言葉の途中。
シャンパンを軽く含み味わうと、極々当たり前の日常会話の様にさらりと続ける。
「壊れたからいつもの場所に売りました。どうせ志保も同じでしょ?」
「まあね」
少女たちは互いにくすりと笑い合う。

大きな窓の外には煌びやかな夜景が拡がり部屋を彩っていた。
家具、そしてテーブルに並べられた料理からも、ここは高級ホテルの一室と伺える。
年不相応な部屋で少女たちはルームサービスの料理を楽しんでいた。

「あの子、フィストファックのし過ぎでお尻の穴が緩みきっちゃいましたから」
ラタトゥイユのタルト仕立てを生ハムと味わいつつも、淡々と言葉を紡ぐ。
「オムツ履いてないとお漏らしが酷くて。当然、そんな身体では会社勤めもままなりませんし」
「ま、確かに」
「とは言え私の為に稼いで貰わないといけませんし。本人も喜んであちらのお店へ」
静かに微笑んだまま少女はシャンパンで喉を潤すと続けた。
「常連客のおじ様方からは大変な人気みたいです。元エリートの若造がお尻の穴に腕を突っ込まれて不様に喜ぶって」
「ああ、男って無駄に屈折した部分あるよね~」
「ええ、本当に馬鹿みたい。でも、あの子も緩い穴を使って貰えて本望でしょう」

再び前菜を口に運ぶ。もう既に意識は食事に向き、さっきまでの言葉は過去になった。
彼女にとってさほど重大な意味を為さないのだ。
育て上げた家畜がどう働こうと。ちゃんと売れて稼いでくれるのならば。

「志保さんの方は?」
「あ~同じだよ。あれもぶっ壊れちゃったからねぇ」
「お尻はそんなに弄りませんでしたよね?」
「うん、でも尿道ガバガバだからさ。裕美のと一緒でオムツ手放せなくなって」
笑いながら無造作にボトルを注ぎ豪快にワインを流し込む。
「イベント会社の社長が常に小便臭いなんて話にならないからさ。ま、そこそこ有名みたいだったから、さっさと売り払わせた上で本人は店で稼いで貰ってる」
「あら酷い」
「本人は幸せだから良いんだって。おっさんのゴツイ指で尿道ほじくられてイキまくってるってさ。やっぱああ言った生意気そうなのヒイヒイ言わせるのが好きなおっさん多いみたい」
互いに顔を見合わせると再び部屋に大きな笑い声が響き渡った。
その笑い声が壁に溶け込むと同時に――

『コンコンっ』

室内に来訪者を告げる音が鳴った。
ボーイが開けた扉の奥から二人の来客が訪れる。
グラマラスで視線鋭い女性と、整っている筈の顔を赤らめ歪ませた青年だ。

「おう、やってるな」
「あ、優華さん。お待ちしてました」
「相変わらず元気そうですね」

予め用意されていた三人目の椅子に女性は腰掛けると、徐にボトルごとワインを流し込む。
だが誰一人、彼女の行動を咎める事は無い。
この場では彼女がマナーであり、法であるのだ。

「お前たちが持って来た雄共、凄い売れっ子だぞ」
「ふふ、丁度その話をしてたとこです」
「でも優華さんのお店で役だって私たちも嬉しいですよ」
「売上良いから今月は色付けて払うな」
「「ありがとうございます♪」」

傍らで佇む青年を無視し三人の会話は盛り上がる。
レストランと違い人目を気にする必要もない。
まあ、彼女たちにとって人目なんてものは無い様な物だが。
あくまでも店から苦情を言われぬ為だけのもの。

「ふふ、新しいワイン頼みましょうか?」
「優華さん飲みっぷり凄いから」
「ばーか、俺が手ぶらで来るわけないだろ?ほら、ぽちっ!」

言われるがままに始めて青年が動き出す。
当たり前の様、瞬く間に全裸になると後ろを向き尻を突きだした。
ハートの刺青が施されたお尻の中央。
そこから覗いていたのはワインボトルだ。
太いそれを難なく呑み込んで……否、呑み込んでいるからこそ青年の顔は呆け歪んでいるのか。

「あら、温くなってませんか?それ」
「大丈夫だよな、ぽち」
「は…はぃ……ボト…ルは直前ま…で冷やしてま…したし、お腹の中に…氷も詰めてま…すぅ」
「さっすが優華さんのぽちだね。じゃあ、改めてそれで乾杯しましょうよ」
「ほら、栓抜くから尻上げろっ、ぽち」
「は…はひぃっ♪」

コルクへの振動が、そのまま青年の肉体に滲み渡るのだろう。
びくびくと青年は身体を震わせ蕩けていく。

「あ~あ、あんま垂らして汚すようならコルク抜き突っ込んじゃうよ、ぽち♪」
「本当に志保さんは尿道攻めお好きですね」
「良かったな、ぽち。後でたっぷり遊んで貰えるぞ。どうせならコルクが入るくらいにして貰うか」
「え~!?良いんですか~?ぽちで遊んでも♪」
「そう言えば優華さん、ぽち長いですね」
「ん?まぁ何だかんだで気に入ってるからな。今のとこ捨てる予定は無いよ」
「じゃあ、今の内に遊ばせて貰わないとね」
「そうね…でも、ぽちお尻はもう優華さんが開発済みですし……どうしましょう?」

自分の行末を握る女性陣の会話。
まるで玩具を扱うかの様に…否、玩具を扱うよりも手軽で簡単に繰り広げられている。

それを…青年は蕩けたまま、何の疑問も抱く事無く聞き入っていた。
意識は、拡げられたお尻の快感と、今後与えられる行為に酔いしれ溶けどろどろのまま。

………糸に巻かれた獲物が中身を溶かされ啜られる様に。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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だらだら妄想を垂れ流す人の皮を被った猫。

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